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YESかNOか半分か

元ニートが、再びニートになって何かいろいろ書いてます

YESかNOか半分か

女だけどレズビアンに告白されて死んでほしいとは思わなかった。

日常 恋愛 海外生活 世の中

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出典:tokyowrestling.com

俺男だけどゲイに告白されて死んでほしいと思った - はてな匿名ダイアリー

これが差別だと言うのなら俺は差別主義者でかまわない。
お前らがゲイに生まれたのはお前らのせいじゃないかもしれないけど、俺が同性から向けられる性的欲求に激しく嫌悪感を感じるのも俺のせいじゃないんだよ。だって俺は異性愛者に生まれたんだから。

この記事を読んで「何もそこまで毛嫌いしなくても」って思ったけど、

自分も人の事は言えない。


ほんとに思った。心の底から。
ヘイトとか言われても構わない。本当に気持ち悪かった。むしろコイツが死ななきゃ俺が心の平穏保てないまである。

流石に死ななきゃっていうのは言い過ぎだとは思うけれど、少しだけこの人の気持ちに同調してしまう。

私はセクシャルマイノリティの人達に関して、嫌悪感は感じたりはしないし、

実際にゲイ、レズビアンの友人がほんの数人だけれども居たりする。


でも自分が当事者となると、彼らを傍観している時とはちょっと違う気持ちになったのは事実だ。

私は女だから、記事を書いた彼とは逆のセクシャリティーだけれども、実際に体験した事は似ていると思う。


私がまだ海外で生活してた頃の話。


やっぱり、日本とは違って私の居た国では色々とオープンだった。

私の家の近くにはゲイバーがあったし、
ホームステイしていた時のホストマザーの親友はレズビアンカップルで、
街中でゲイカップルがチュッなんてキスをする光景を見たりしても、誰もがスルーする。

そんな環境だった。




そんな中、私が働いていた店にアジア系の女の子4人組がお客さんで来たことがあった。


初めてみる顔だったけれど、歳も私と近そうで見るからに大学生ぽかった。

女の子なんだけれど、ベリーショートな髪をしてボーイッシュな格好をした子が2人と、ロングヘアーで女の子らしい格好をした子が2人。


遠くから見たら、ダブルデートしてるカップルに見えた。


私が海外で生活していて思ったのは、アジアンには意外にレズビアンが多いってこと。

端から見たらどう頑張っても男の子にしか見えないけど、女の子。とか。


男性側の方は本当に男の子って感じが満載だった。

女性側の方は、本当に女の子女の子してるタイプの子。

これが基本系なのかな?

日本で出会ったレズビアンカップルも一瞬見ただけだったら、普通の男女のカップルにしか見えなかったし。


ゲイカップルは、どちらかが女性的な一面を持っている感じなのかな?


ちなみに私の白人のゲイの友人は、思いっきりオネエキャラ。



話が逸れてしまったけど、その四人組のテーブルを担当をしていたのが私で、料理の質問とかプライベートな事とかを聞かれたから少しだけ喋ったりしていた。

皆凄くいい子達で、年齢も殆ど一緒だったのもあって、会話はとても弾んだのを覚えてる。



「ねぇねぇ、もし良かったら番号教えてよ?今度皆でクラブとか行こうよ!」

女の子女の子してる2人の内、黒髪ロングヘアーのアンが笑顔でそう言った。


まさかお客さんからそんなこと言われるなんて思ってもみなくて、女子にナンパされちゃったぜ!なんて思いながらも、新しい友人が増える事が嬉しくって、即オーケーして番号を渡した。


「また連絡するね!」

そう言って彼女達は店を後にした。


人は「また連絡するね」なんて言っても実際に連絡してくる確率は低い。なんて事をどっかのサイトで読んで知識として蓄えていた私は、まさか本当にアンから連絡が来るなんて思わなかった。



彼女たちと金曜日のバイト終わりに、クラブへ行く約束をした。

純粋に女の子5人でクラブを楽しむつもりだった私は、彼女たちと落ち合った後に後悔の念に苛まられる事になってしまった。


女の子だけでクラブに行くと、最初はグループで踊り始めて、ノれる曲になると女の子同士とかでわざと密着したチークダンスをしたりする。

言ってしまえば、それは男性へのアピールで、世の中には女の子同士が絡み合って踊ってるのを見て「セクシーだ!」なんて興奮する殿方もいたりする。


私はクラブではダンスと音楽を楽しみたい派だったから、ノリノリなアンと私は面白がりながらチークダンスを始めた。


端から見たら、女の子2人のチークダンス。


そんな私たちを囲み始めたのは、ボーイッシュな女子2人。眼鏡をかけてベリーショートのスーザンと、パッチリお目目でこれまたベリーショートのリア。


そこまでは良かった。男の子に見える子もいるけど、普通に女子4人で踊ってる光景。のハズだった。


後ろからスーザンの手が私の腰に回ってきて、だいぶ密着してチークダンスをしてる感じになった。

嫌悪感とまではいかないけれども、尋常じゃないその様に、気にしてない振りをしながらも少しだけ間を取った。

なんだか違和感の残る絡みだった。


飲み物も無くなってきたから、バーに行こうってアンに言われたから飲み物を一緒に買いに行った。

そしたら、
「ねぇ、スーザンのことどう思う?」


「どう思う?」ってなによその質問。
さっきの違和感が確信に変わった瞬間。

どうやらスーザンはアンに私と遊ぶ約束を取り付けるように頼んだみたいだった。


ダンスフロアに戻ろうって言われたけれど、これからどうやってスーザンに接したらいいのかと非常に困った。

ニコニコしながら、スーザンは私の腕を取って踊り始めた。

表面状では笑顔を取り繕っていたけれど、内側では私の顔は強張っていた。


すると、いきなりグッとスーザンに引き寄せられて私達の間隔はごく僅かに縮まった。

フッとスーザンが私の耳元に唇を寄せて囁いた。


I like you.


私は友達としてなら彼女の事はLike<好き>だけれども、

彼女のLike<好き>は恋愛としてのLikeだった。


だから、私は彼女の気持ちに応えることは出来なかった。



I'm so sorry...


私がそう言うとスーザンは少し悲しそうな表情を浮かべて

「It's ok.」

とだけ答えてその場からいなくなった。


俺は性的マイノリティには寛容なつもりだったけど、
いや、差別良くないなんて分かってるよ。
でも無理だ。同性から性的欲求の対象として見られるって気持ち悪いを通り越して恐怖と吐き気すら感じるんだよ。

私はスーザンに告白されたからって、レズビアンの人達に嫌悪感なんかは抱いたりしなかったけれど、

正直に言うとショックの方が大きかった。

私は彼女の事を新しい友達が出来たと喜んでいたのだけれど、最初から彼女は私の事を性の対象としてLike<好き>だった。

最初から私達のLike<好き>な気持ちは別の方向を向いていて、ずーっと平行線を辿っていた。


そして、私はクラブでの彼女が少しだけ怖く感じたのもまた事実。
自意識過剰だけど、何されるんだろうって。
まぁ、それは杞憂に終わったことだけれども。

で、頼むからゲイの皆さんパートナー探しは専用のコミュニティでやってくれ。
女の子同士に関してはどう感じるのか想像つかないから言及しない。
多分それがお互いのためである。お前らは無用な差別から身を守れるし、俺たちは心の平穏を得られる。
いや、積極的に差別をしたいわけじゃない。
でも俺だって、そうしないと自分の心を守れないから。

でも、ノーマルな私にアプローチしてきたスーザンはある意味凄いと思う。

私にアプローチせずに、内輪のコミュニティでアプローチする方が格段に成功するだろうに。


クラブでの一件以降、スーザンやアンは私のお店に来ることは無かったし、会うことも無かった。

スーザンは私に振られて傷を負ったし、私も自分が振ったことと、信じていた何かが裏切られたような気がして傷ついた。


結局は人を好きになる気持ちは止められないし、誰を好きになるかも分からない。

コミュニティ内でとはいっても限界があるかもしれない。

でも、セクシャルマイノリティの人がノーマル側にアプローチをする時は膨大な時間と苦労を要する事は間違いない。


私だってスーザンがもっと時間をかけてアプローチしてきて、私自身も彼女の事をもっと知っていたら、今頃はレズビアンだったかもしれないよね。


いやでもやっぱ、女には無いものがついてる男の人がイイな。


同性愛と異性愛 (岩波新書)

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LGBTQってなに?―セクシュアル・マイノリティのためのハンドブック―

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