YESかNOか半分か

元ニートが、再びニートになったりならなかったり。

YESかNOか半分か

「連帯責任」を子供に求める指導者たち。

昨日の夜から明け方まで、西野さんとカラオケ・デート。
9時間のフリータイム。久しぶりにお酒を飲みながら、沢山曲を歌いった。

採点機能が厳しいのか、私の貧相な歌唱力のせいか、90点代を出すのに大変苦戦した。


結局、セリーヌ・ディオンの「My Heart Will Go On」と

Celine Dion My Heart Will Go On - YouTube

Kiroroの「Best Friend」

Kiroro - Best Friend(MUSIC VIDEO) - YouTube
この2曲をギリギリ90点に乗せるので精一杯だった。
絶対音感ある人とか、歌唱力のある人が羨ましい。


私、絶対音痴なら自信アルヨ!


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連帯責任を子供に求めるということ

今日は西野さんも一緒に我が家で夕食を食べた。
話題はもっぱら、私の弟 タッちゃんの校外クラブの話。


どうやらタッちゃんと仲の良かった子が1人辞めてしまったらしい。

辞めた子の1番の理由は、

毎回走らされるのが嫌だったから。

これだけ聞いたら、
「なんだよ、軟弱だなー」とか
「皆頑張ってるのに、ただ打たれ弱いだけなんじゃ。」
って思う人もいるかもしれない。


けれど、その子が苦しんで居たのは「自分が走るのが苦手」という事よりも、

その事によって
他のメンバーに連帯責任を負わせてしまう
という事だった。



自分1人が走るのが遅くてついていけないから、指導者に追加で走りを要求される。

これだと、ペナルティーを背負うのは自分だけだし、特別他の人に迷惑がかかる訳でもない。



けれど、タッちゃんたちの指導者は
お前が遅いのもチームの連帯責任だ。」と言うらしい。

彼は別にズルをしたり、サボっている訳でもない。
ただ単に彼の足が同じチームの他の人と比べると少し遅いだけ。

けれども、その「遅れ」に対して、指導者たちは「連帯して責任を取れ」と言うらしい。

まだ中学生の彼には、それが重荷だったのだろう。


同じチームのメンバーは、「頑張ろうよ」と声をかけてくれる。

けれど彼からしたら、そんな事を言う裏では「あいつの所為でとばっちりだ。」と陰口を叩かれているかもしれないという恐怖がある。

自分の所為で余分に走らなければいけない同胞たちを見るのは、さぞかし辛かっただろうと思う。

ただ、彼も苦手を克服する術はあったのかもしれない。
日々、自分で走り込みや、フォームの改善、その他いくつかの工夫を重ねて、足を速くする事が出来たかもしれない。


でも、「走る速さ」なんて持って生まれた能力の一部だ。
人間には出来ることの限界というものがあるわけで、どうしても出来ないことだってある。

「皆と同じ速さ」じゃなくても、もし彼が持久力をつければ、皆と同じ距離を走る事は出来たのかもしれない。

しかし、指導者は彼に「速さ」を求めた。


結局、自分が走る度に指導者が仲間にペナルティーを科すことに事に耐えかねて、

彼は辞めることを決意した。



連帯責任なんて、これから社会に出たらいくらでも負うことになる。
そう思う人は多いと思う。

実際に、職場では「連帯責任」というものが生じる場合がある。


私は飲食店での勤務歴が1番長いのだけど
例えば、飲食店で客に提供したものに髪の毛の異物混入があったとする。


悪いのは誰だろう?

答えは店や人によっては考え方も違うと思うけれど、

私は、その料理を作った料理人にも責任があると思うし、

それを盛り付けた人、それを提供するウェイターに渡した人、そして実際に客に提供したウェイターにも責任があると思う。

そしてお店を取り仕切る店長にも、その事態を招いた責任がある。

誰かしら料理に触れる機会があったわけで、もし異物の混入に気付いていたら、客にそれを提供せずに済んだと思う。

こうして皆が均等に責任を取るべき要因がある時に、「連帯責任」という言葉が意味をなすのではないかと私は思う。



タッちゃんの友人の足が遅いのは、誰の責任なんだろうか?

彼自身の責任なのか?

彼を産んだ両親の責任なのか?

足が彼より早い、仲間の責任なのか?


このケースで「連帯責任」を取れという指導者たちは、「連帯責任」という言葉の本質を理解しているのだろうか?


お前が出来ないから、大切な仲間も痛い目にあうんだぞ」と言いたいのを、

あえて「連帯責任」という言葉でカモフラージュしているだけのように私は思えた。



辞めてしまった彼は、悔しさと悲しみに打ちひしがれているかもしれないけれど、
逆にこんな理不尽な環境から抜け出せて良かったのではないかと思う。


よく、頑張ったね。お疲れ様。



「責任」ってなに? (講談社現代新書)

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少年スポーツ ダメな指導者 バカな親

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